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2025/03/26 12:56
こんにちは!
だいぶん春めいてきた今日この頃ですね(^▽^)/🌸
さて本日は強化磁器についての解説の続編です。
有田焼の「強化磁器」は、通常の磁器よりも強度が高く、耐衝撃性・耐久性に優れているのが特徴ですが、ここで、数値データを交えて、具体的にどれくらいの強度があるのかを説明できればと思います。
1. 強化磁器の強度とは?数値で比較!
一般的な磁器と強化磁器の違いを、以下の指標で比較します。
曲げ強度(MOR:Modulus of Rupture)とは?
曲げ強度とは、どれだけの力で折れるかを示す指標で、単位はMPa(メガパスカル)です。
一般的な磁器は70~80 MPaですが、匠の強化磁器は180~200 MPaと約2.5倍の強度を誇ります。
耐衝撃性とは?
耐衝撃性とは、落としたときやぶつけたときに割れにくいかどうかを示します。
一般的な磁器の耐衝撃性は約0.1~0.4 Jですが、強化磁器は約0.2~0.84 Jです。
2. 強化磁器の耐久性テスト(実験データ)
実際に強化磁器の耐久性を試すため、以下のようなテストが行われています。
① 衝撃試験(チッピングテスト)
ハンマーを角度をつけながら振り下ろしてフチ部分に当てていきます。破損した時点のハンマーの角度によって衝撃強度を計測するテストです。
② 曲げ強度試験(耐荷重テスト)
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商品と同じ素材でテストピース(企画の決まった仮状のもの)を作成し、焼成します。それを3点
3. 強化磁器の活用例(なぜ飲食店やホテルで使われるのか?)
強化磁器はその高い耐久性から、業務用食器としても広く使われています。
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飲食店 → 1日何百回も使われるため、割れにくい強化磁器が採用される
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ホテル・旅館 → 大量に扱うため、割れにくく長持ちする強化磁器が適している
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学校・病院 → 落としても割れにくいので、安全性を考慮して強化磁器が採用される
特に病院や学校の食堂では、安全面を考慮し、一般の磁器ではなく強化磁器や強化ガラス製の食器が使われることが多いです。
4. まとめ(強化磁器はこんな人におすすめ!)
✅ こんな人におすすめ!
✔ 普段使いの食器として、割れにくいものを探している人
✔ 高級感のある美しいデザインの食器がほしい人
✔ 業務用の食器(レストランやカフェ)を探している人
✔ 子どもがいる家庭や、食器をよく落としてしまう人
強化磁器は、通常の磁器よりも約2倍の強度と5倍の耐衝撃性を持ち、長く使える優れた食器です。有田焼の美しいデザインとともに、丈夫で実用的な強化磁器をぜひ試してみてください(^▽^)/!✨